パパ活はホステスと同じ仕事だと思っていた / ペイターズ(paters)体験談
最後は彼との時間を延ばしたいと強く思った
20歳 大学生 恵令奈
趣味はバイクに乗ること。都市や自然の中で風を切って走り、風景がリアルに迫ってくる感覚が好きでバイクに乗っています。都市の喧騒を抜け出して、風を切って走る感覚は私の最高のリフレッシュ方法。普段はカフェ巡りをしたり、友達とアウトドアに出かけることが好き。
ところが、最近私はマッチングアプリでちょっと変わったアルバイトを始めてしまった。それが「パパ活」。食事を共にして、その対価としてお金をもらう。多くの人が批判するかもしれないけれど、私にとってはキャバクラのホステスと変わらない感覚。自分の将来の夢、起業を実現するためのステップとして見ています。この仕事と将来のために日々勉強して、将来の自分のビジネスの準備をしている。
マッチングアプリをいつものようにスクロールしていたある日、義弘さんという50代の紳士と出会った。彼のプロフィールには、大手企業で働いていた経歴や、彼自身の知識が豊富であることが書かれていた。私の興味を引いたのは、彼の経験から学べることも多そうだったから。だから、会うことに決めた。
彼が選んでくれたのは、都心のちょっとした路地裏にある、あまり人気のなさそうな小さな日本料理店。意外とも思ったが、料理の味は絶品で、変に外見でかっこうをつけない彼のスタイルに共感できた。食事の途中、何気なく私がバイクの話をした時、義弘さんが目を輝かせた。「実は、若い頃私もバイクに乗っていたんだ」と彼が告げたことから、私たちの会話は急に盛り上がった。彼の若かりし日のバイクの話や、お互いのお気に入りのルートなど、時間を忘れて語り合った。
食事が終わると、彼が「もう一か所、良い場所を知っている」と言って連れて行ってくれたのは、オールドファッションなバーだった。店内は静かで、バーテンダーが一つ一つのカクテルを丁寧に作っているのを眺めるのは楽しかった。義弘さんとは、更に人生観や未来について語り合い、終電までの時間があっという間だった。
外に出たとき、彼は自分のスマホでタクシーを呼んでくれたが、私はこの時点で彼との時間を延ばしたいと強く思った。それを伝えると、彼は少し驚いたような表情を見せつつも、「それなら」とホテルへの誘いを受け入れた。
ホテルの部屋は洗練された内装で、部屋の中央に大きなベッドが置かれていた。部屋に入ると、2人の間には少し緊張感が漂っていた。義弘さんは、私にソファに座るように勧め、彼自身はバーカウンターのような場所からワインを注いできた。グラスを交わしながら、お互いの家族や夢、将来のことについてさらに深く話をした。
次第に距離が縮まり、私たちは自然とベッドの方へと移動していった。お互いの目をじっと見つめ合い、一瞬の沈黙があった後、義弘さんと私はより深い関係となった。
夜が明ける頃、お互いの手を取り合い、次に会う日を決めた。彼は私の手を握りながら、「次回は私のおすすめのバイクルートを一緒に走らないか？」と提案してきた。私はその提案にニッコリと微笑み、「楽しみにしてる」と答えた。その後、2人はお互いの家路についた。
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